4月30日
石狩川水系DAダム
今年もシーズンイン。
今日は初めて行く場所。
天候は、小雨、気温4℃。朝8:30に車から降り、準備。
直ったばかりのランディングネットを背負い、出発。
とことこ歩くうちにダムが見えてきた。『すごい下・・・、どうやって降りよう・・・』
降りる場所を探していると、有りました釣り人の獣道が。
急斜面で残雪があり、滑って何回尻餅をついたことか・・・。
やっと到着。足パンパン、汗ダラダラ、息ゼーゼー、落ち着くまで動けない・・・。
完全なる運動不足。(年のせいも・・・)
暫くして息も落ちつき、今年初キャスト 『気持ちいい!』
あるポイントでピックアップすると、ジャンプしてまでミノーを喰おうとするトラウトが・・・、唖然・・・。
再度キャスト。また足元で追ってきた。その距離2m。でも、フッキングせず・・・。
どうやら、足元にある木の切り株の陰に潜んでいるらしい。
カラーを変えてキャスト。追ってきた! 今度はフッキング『良し!』10秒位ファイトしてバレ・・・。
別のポイントへ移動し、キャスト、ゴン、バレ、速すぎ・・・。
カラーを変えてキャストするも、もう追いは無い。
次のポイントは遠浅。雪どけが終わると枯れそうな川が流れ込んでいる。
キャスト、リトリーブ。ミノーの後ろに魚影が『ゴン、キタ!』フッキング 『バレるなよ・・・』
首振り、ジャンプと3m位の所でヒットしたので、ヒヤヒヤさせられたが、直したネットで無事ランディング。
『フ~』安堵感。『結構大きそう』メジャーで計ると
ブラウントラウト 54㎝
予想より大きい。携帯で記念撮影しリリース『じゃ~ね』
今年のスタートは良い結果が残せた。明日は筋肉痛の予定。
5月4日
石狩川水系Dダム
去年も同じ日に、このダムへ行った。
予定は4月29日だったが、その日は天候が悪く、釣り友と予定が合う本日となった。
4:00には辺りが明るくなってきた。『夜明けが、早くなっているな~』
現地には4:30到着。フローターを準備、そしてエントリー。
今まで、良いサイズ(Max43)が釣れていないので、とりあえず小さめの45㎝を目標にしているが・・・。
毎回、違うルアーを試してみるも・・・。
今回の試みは『ビックミノー』9㎝のラパラ CDJ、ザウルス レックスミディアムデープ、
11.5㎝のザウルス ニューシートプス、12㎝のザウルス ティーレックス。12.5・14㎝のザウルス
ウッドシートプス。予想ではCDJ、ティーレックスかな~
全てのミノーをじっくり試した。ウエイトもあるので、着水音が凄い・・・。
この音で『魚が逃げてしまうのでは』と思うくらい・・・。
そして遂に来た、それなりのサイズ 『いいぞ~』初めはファイトしていたが、そのうち動かなくなり、
頭から来るのではなく、尾っぽから・・・。すんなりランディング。
原因はラインが体にグルグルまとわりつき動けなくなってしまったようだ。
ブラウントラウト 45㎝
一応、目標のサイズ。その後も色々試すもノーバイト・・・。時間だけが経つ。
先程のミノーに変えた。暫くしてヒット。
ブラウントラウト 33㎝
同じミノーでも、違うカラーでは釣れない。同じカラーでも、他のミノーでは釣れない。
『ん~不思議だ』
終盤で、オリジナルミノーに変えバイトするも、なかなかフッキングしない。
やっとフッキングするも、チビブラウン・・・。
使用しているロッドのルアーMaxウエイト 8g。
ビックミノーを使用していると、ガイドにラインが絡まるトラブルが多発。
原因は良く解らないが、終盤にはラインが、殆ど無くなっていた・・・。
今回使用したルアーのMaxウエイト 19g
このウエイトに対応するタックルでは、魚とのやり取りの楽しさが無くなってしまう。『どうしよ~』
5月14日
朱鞠内湖
About me の最後で書いている様に、釣ってみたい魚『イトウ』
皆さんは『イトウ釣り』に対して、様々な意見があると思う。
『肯定的な人、否定的な人』
私の場合、以前は否定的だったが、4・5年前から肯定的に変わった。
理由をここで述べると、文章が長くなってしまうので次回に。
朱鞠内湖には初めて行く。現地に着いたのがAM1:30頃。
漁協事務所にあるつりけんくんで、一日券を購入。車の中で寝袋で2時間ほど就寝。
朝起きて湖を見ると 『ガーーーーーーーーン』 言葉にならない・・・。
確認出来る範囲は全て結氷・・・。起きてから釣り券を買えば良かった・・・。1000円もしたのに・・・。
仕方なく猿払に移動することに。275号線を美深方向へ行く途中、湖が見える所が何カ所かある。
ある所で一瞬、目を疑った。湖面が見える。場所は取水崎。悩んだ、猿払・朱鞠・・・?
結局、釣り券を買ったので、ここでやろう。
途中、瀕死のワカサギを観察した。これを補食するトラウトがいて、考案されたのがワカサギドライ。
釣りのヒントは観察力にあると思う、フライのマッチザハッチも同じ。
『イトウ、釣れてくれ』女神が微笑むだろうか?時間だけが過ぎていく。
一人の釣り人が近くで始め、その人の所に行き、話しかけてみた。
今年、ここに来るのが3回目だそうだ。
『ほら、そこに居るよ』とある方向へ指さす。
するとボイル! それも5mくらいのところで!
しかし、一向に釣れない。
この場所は超遠浅、殆どのミノーのリップが底に当たる。
リップには粘土に近い土が付着する。
リップに付いたらアクションが無ってしまう・・・。
10時頃、写真の切株の上に乗って、180度狙った。
ミノーを変えキャストの繰り返し、 暫くして、根掛? 動く!
イトウだと確信した。遂に女神が微笑んだ。
他のトラウトの様に、引ったくるような当たりでは無かったので、根掛りと勘違い。
ジリ、ジリとラインが出る。『これがイトウの引きか』
重い、簡単には寄らない、寄ってきても踏ん張る。
車で表現すると、イトウはトルク、ニジマスはパワーって感じでしょうか?
近くに寄ってフッキングの状態を確認すると・・・浅い。
イトウのファイトを味わっている場合ではない!無事ランディング 。
イトウ 66㎝
写真を撮りリリース。その後、ヒットルアーをロスト・・・。
『夕マズメに懸けよう』4時まで昼寝する事にした。
起きて再開したが、沈黙・・・。
先程とは違う人が来た。
暫くして、その人にヒット! そしてランディング。
その人に、話かけてみた。聞くと72.5㎝のイトウ。
先程の人と同様、ここに来るのは3回目だそうだ。
この湖について、最近の傾向を教えてもらった。
止水で良い結果を出すことができない理由が、わかってきたように感じる。
暗くなるまで頑張ったが、先程のヒントが合っているかのように釣れない・・・。
釣り人との挨拶や、話をする事の大切さ、本やインターネットでは分からない情報が、簡単に生の声が聞ける。
今回は、イトウを初めて狙って、初めて釣った。
なんて幸せなことだろう。
5月21日
朱鞠内湖
前回に引き続きイトウ狙い。
場所も前回と同じ取水崎。
朝5時、準備を終え目的地へ。
それにしても霧が凄い。
先行者が既にいた。
前回釣れたポイントへ行ったが、水位が非常に高く、足元は木が密集していてロッドが振れない。
歩きながら振れる場所を探し、やっと見つけた。
色々なルアーを、試すも反応無し・・・。
違うポイントは先行者が既に居るため、取水崎を後にした。
情報収集のため前浜へ。
平日なのに沢山の車がある。
話しかけたのは渡船の船頭さん。
聞くと状況は『ポツ、ポツ』だそうだ・・・。
実はここから、今日のドラマが始まるとは思ってもみなかった。
『島に渡ってみるかい、霧待ちなんだ。渡る人がもう一人居るよ』
通常は朝7時に出港するのが、霧の為、遅れているらしい。
これも偶然。本当なら、もう出港した後。
朱鞠内湖のことが殆ど分からないので、島に渡ることに。
朝8時30分頃、出港した。
一緒に渡った方(以下、HN はぐれ族さん)の話だと、水が多すぎとのこと。
雪が残っているときは、通常こんなに多くはないそうだ。
だから取水崎は釣りにならなかったのか・・・。
ベタナギなので、船も揺れることなく島へ向かっている。『風が気持ちいい~』
ボートが沢山見える。トローリングでもしているのだろうか?
島に着いた。『上陸~』
はぐれ族さんと左右に分かれることに。
時間だけが過ぎていく。『今日はボーズかな・・・』
途中、はぐれ族さんと会ったが、釣れていないとのこと。
お昼も過ぎ、残り4時間・・・。
はぐれ族さんの話だと、釣れるのに3つの条件が必要とのこと。
そして一つ目の条件が。その後、二つ目の条件が。後もう一つ。
午後2時を過ぎたころ、はぐれ族さんに待望のヒット!
アメマス。魚体がジルバーで凄く綺麗!
はぐれ族さんが『条件が揃ったよ』と言った。
遂に私にもヒット! なかなかのファイト。
ファイトが似ているが、イトウではなさそうだ。
アメマス 50オーバー
シルバーメタリックのボディー。グリーンバック。
アメマスらしくない体高でナイスなヤツ!
フックを外そうとしたとき、指に刺さった。
出血が酷く、ティッシュを出して拭いている時、逃げちゃいました。
綺麗な魚体の写真が残せずガッカリ・・・。
そんなことを言っている場合ではない。
回遊しているため時間が無い。
そしてまた私にヒット! 重いファイト。
ジリジリとラインが出る。
5m位の所で魚体が見えた『イトウだ』前回より小さいぞ・・・。
でもトルクフル。そしてランディング !
イトウ 61㎝
前回のイトウと違い、回遊しているせいかのか、斑点が薄くて少ない。
そしてグリーンバック。綺麗だ!
すぐに、はぐれ族さんにヒット!
行ってみるとデカイ!イトウ 73㎝。
また私にキタ!先程よりトルクが増している。なかなか寄らない。
先程より大きそうだ。寄ってきたが、走る! ラインが出る。
『イトウ釣りは面白い』 と思いながらランディング。
イトウ 61㎝
先程と同サイズ・・・。もっと大きいはずだったのに・・・。
その後、当たりが遠のいた。
条件が揃ったことで、たった1時間で二人合わせて5匹釣った。
そう、ドラマが起きたのだ!
5月28日
朱鞠内湖
なんか今年は、イトウにどっぷりつかりそうで恐い。
というよりも既にはまっている自分・・・。
これ迄のイトウのサイズはニジマスと比較して、正直言ってまだイトウの凄さは感じられない・・・。
具体的にいうと、ニジマスの50オーバーの感動に比べると、イトウの60オーバーは・・・。
だから、大物を狙ってイトウの凄さを感じたい。というのが本音かな。
前書きはこの位にして、今日ははぐれ族さんにお願いして朱鞠内湖に行くことにした。
渡船は7時からなので、それまで私は前浜でスタート。
岸際にはワカサギが見える。それにしても今日は寒い・・・。
風があり、体感温度は冬のよう。
指がかじかんで、2時間程で切り上げ、車の中で暖を取る。
そこに、はぐれ族さんが出港前に到着。そして、出港。
はぐれ族さんの今日のタックルは、私に合わせてくれて、ザウルスのロッド、ダイワのリール。
私以外の人と、ザウルスのロッドを並べられるのが嬉しい。
それにしても、本当に寒い。既に、船の上で体が冷えきっていた。
平日だというのに、ルアーが5人、フライが6人、計11人も居る。
島に上陸したが、前回よりも更に水嵩が増している。
フライの人はバックが取れなく、ポイントが限られる。
私達は、はぐれ族さんが77を釣ったポイントで粘る事に。
が、釣れない。回遊コースが遠いのか・・・。
ちょっと気分転換に、他の人の状況を確認しに回ったが、同様な状況。
その時、フライの人がヒット、45のイトウ。
タイミングが、遂に来たか?そそくさ、ポイントへ戻り釣るも、やはり沈黙・・・。
10時40分頃、隣のさいたまから来たフライのAさん(勝手に名前を付けてゴメンナサイ)にヒット!
大きそう。ランディングのお手伝いをし、無事ランディング。
グリーンバックの回遊系の綺麗なイトウ72㎝。
はるばる、ここに来た甲斐がありましたね!おめでとうございます。
(魚の写真が無かったのでメール頂けませんか?)
俄然、やる気が出てきたが・・・。
11時50分頃、はぐれ族さんに、待望のヒット!
なかなかよらない。大きそう!
漸くして姿が見えた。『80位、いや90位』よってもなかなかランディング出来ない。
これがイトウのトルク か?
底へ底へと踏ん張る。ランディングを手伝い『頭を上げて』と私が言っても、思う様に上げられない 。
イトウのファイトはこれなのか?暫くして、漸くランディング。
何と90㎝ジャスト!『デカイ』
写真に映っている私のランディングネットの内寸が、48㎝。
ネットは自分で編んだ。懐が広いのが特徴。
一発でランディング出来、スッポリ収まった。
メータークラスでも問題無さそう。
それにしても、自分が釣っていないのに感動!
魚をお借りして、私の携帯で撮らさして頂いた。どうもです!それにしても重く大きい。
次は自分の番と思っても、思い通りにはいかない。時間だけが過ぎていく。
船が迎えに来るまで、あと1時間。かなり焦ってきた。
リラックスする為に、おにぎり1個食べ、再度挑戦。
そして遂にヒット!『ん 小さいぞ 』
アメマスっぽい。そしてランディング。
グリーンバックでシルバーメタリックなボディー。
アメマス 50㎝
朱鞠内湖のアメマスは、きっと他のアメマスよりシルバーメタリックが強い 。
諦めずに頑張るも・・・。遂に船が来てしまった。
ガッカリである・・・。『2度あることは3度無しか・・・』
前浜に到着し、遅い昼飯タイム。
漁協の休憩所で、はぐれ族さんと約1時間程雑談。
その後、前浜で再チャレンジ。
今日は諦める訳にはいかない!
フライの人ばかり6人 ルアーでは釣れないのか?
しばらくして、左のフライの人がアメマスが。
そしてまた左の人にイトウがヒット! サイズは70~80くらい。
バックしてランディングに入ったが、まだイトウに余力があり、一気に戻られロッドが真っ直ぐになりラインブレイク。
そこには、仲間がランディングネットを構えていたのに・・・。
6月10日
猿払川
今回も狙いはイトウ。
しかし、前回の私の釣行や、はぐれ族さんの最新の釣行を鑑み、朱鞠内湖に行くか悩む。
出発直前に天気予報を確認したところ、風が比較的穏やかそうなので、朱鞠内湖を止め猿払川に行くことにした。
初めて行く川。
朝一から始めても当然ポイントが分からなく、探す時間が無駄なので、夕マズメから始め、様子を見ることに。
現地18:30着。 平日だというのに沢山の釣り人がいる。 河口から一番近い橋から眺め、空いているところで始める。
このポイントはシャロー。 ウェーデイングすると泥っぽく足が埋まる。
ウェーデイング出来る場所を見つけ釣り始めた。
しかし、ミノーのベリーフックやリップが海草を連れてくる・・・。
もっとウェーデイングし、回避出来たが・・・。
周りではボイルが。
それも横や後ろで・・・。
ちょっと前過ぎたようだ・・・。
膝の所まで戻って始めたが、やはり海草を連れてくる・・・。
思いきってベリーのフックを外し攻めたが・・・。
色々なルアーを試すも、一向にバイトしない。
イトウは沢山いる。 どのミノーで喰ってくるのか?
『ガバガバガバ』っと、岸際で激しいボイル。
見ているだけで興奮してしまう。
そこを狙うも・・・。 タイムアップ。
帰りにフライの人に話をしてみたところ、午前中に4本釣ったらしい。
やはりフライか・・・。
ボイルしていたベイトはトンギョとのこと。(北海道の方言でトゲウオのこと)
6月11日
3時起床、最北の道の駅から現地に向かう時、オホーツクの日の出前が綺麗だったので車を止め撮影。
3:30に釣り開始。
既に沢山の釣り人が居る。
昨日もそうだったが、フライの人ばかり・・・。
やはり、ルアーでは釣れないのか。
ルアーローテーションを行うも、反応は無い・・・。
朝一入っていたポイントを諦め、少し上流へ移動。
やはり無反応。
上流の釣り人がイトウを釣ったようだ。
リリースしようとしているが、お腹が上を向いていてやばそう。
『ちょっと貸して下さい』 とイトウを預かる。
手を水に入れ冷やす。
片方の手で尾を、もう片方の手で胸びれ近くをかかえ、イトウが動くまで我慢。
そのうち動きだす。
動いたからといってリリースしては駄目。
自分の力で泳げるようになったら、尾の手を放す 『OKです』
フライの人だと思っていたが、ルアーの人だった。
ルアーは私のとは全く違うものを使っていた。
無論そのルアーは持っていない・・・。
話をすると、ベイトはトゲウオ(まだこの時はトンギョ=トゲウオと分かっていない私)とのこと。
その後も頑張ってみるも・・・。
下流の対岸へ移動。
そこにはルアーの人がいたので声を掛けた。
話を聞くと東京から毎年来ているそう。
対岸の浅場にイトウの激しいボイル! ベイトを食べている。
『あのイトウを狙っても釣れないよ』 とのこと。
10:00過ぎると、釣れないとのことで釣り人が、どんどん減っていく。
その人も諦めた様だ 。
私は残り釣りを続けた 『ガバガバガバ』 っと、横で激しいボイル。
そっと近くに寄ってみる。
キャストをするも・・・。
もっと近づくと、体がまだ赤いオスが2匹居る。
サイズは90と80くらい。
デカくて凄い迫力!
産卵後の荒食いとはこのことなのか?
凄い数のトンギョを狙っていて、全く私のことに気が付かないらしい。
キャストするも全く反応がない。
『スレでもいいから掛かってくれ~』 と思うも全く反応がない。
お昼になったので、そのポイントを後にした。
昼からはもっと上流へ移動。
やはり無反応・・・。
ミノーでは釣れないのだろうか?
時間はもう16:30。
上流からルアーの人が来た。
話を聞いてみると4本も釣っているとのこと。
話の中で初めてトンギョ=トゲウオと分かった私・・・。
釣り方を聞くと衝撃的なメゾットだった!
その人曰く、ミノーで頑張っても、1匹釣れたら良い方らしい・・・。
たまたま私もそのルアーを持っていたので、先程の話からすると
『こんな感じかな~』 っと想像し、釣り始めた。
するとロッドディップが引き込まれた。
『マジですか!』 合わせを入れる。
グーンと重量感がロッドに伝わる。
ジリッジリッとラインが出る。
漸く寄ってきたが、ここからイトウは暴れる 『バシャバシャバシャ』 っと水面を割り、
底へ底へとファイトする。 楽しい!
暫くして、水面に頭が出た。
もうそろそろかな? ランディングネットを持ちネットイン 『ウォー釣ったぞーーー』
勿論、心の中で。 サイズを計ると、
イトウ 72㎝
先程、このメゾットを教えてくれた人に、この場をお借りして本当に感謝申し上げます。
この川ならではのメゾット。 朱鞠内湖でも天塩川でも出来ない。
良くこのメゾットを考えたものだと関心させられる。
また同じポイントで試した。
キタ 『嘘でしょ・・・』 トルクフルなファイトを楽しみランディング !
イトウ 61㎝
夕マズメも終わり、終了。
あの人に出会えなかったらボーズなのは当たり前だった。
当然ながら次回来たときも・・・ 。 有難うございます!
6月17日
猿払川
猿払川、2回目の釣行。
前回この川を見た時、蛇行を繰り返し、まったりと流れている。
『オー ここにイトウが居るのか』と思わず心の中で声が出てしまう。
茶色い水。濁っているかに見えるが、湿原ならではの水色。 全てが新鮮!
朱鞠内湖と同様、道外から来ている人が結構いる。
イトウは日本の釣り人を魅了する特別な魚なのだろう。
札幌から約330㎞の道のり。
以前では考えられない距離である。
今の車に替えてから、年々行動範囲が広がっている。
当然ながら、走行距離は鰻登り。
遂に10万㎞を越えてた・・・。
フラットシートにできるので、前泊が当たり前になり、睡眠時間が取れるようになったのが、
行動範囲が広がった一つの要因だろう。
夕マズメからスタートフィッシング。
ポイントは前回の対岸。
開始早々ヒット! ロッドが真下に引き込まれる。
少しずつではあるがラインが出る。
グングン川底へと逃げる。
漸く水面に姿を現したが、油断は出来ない。
イトウはここから底力を出す。 『バシャバシャバシャ ジッジッジッ』 ラインが出て底へと逃げる。
そして水面に顔を出すのを待ち、ランディング 『フー』 安堵感。
イトウ 68㎝
サイズをはかり、写真を撮ろうとイトウをネットから出した時、暴れて川へ戻ってしまった・・・。
限られている時間。
気持ちを切り替え、次を狙う。
ファーストヒットから30分後、ラインが軽くなった。
『もしかして』ラインスラッグを取ると動いている!
合わせた。
『イトウだ』もう一度合わせる!
ヤツは『俺か』と気づいたように動き、ズシッと重さが伝わる。
グングングンと暴れ、ラインが出る 。
『ちょっと大きいかもしれない』底へ底へと逃げる。
ロッドのグリップを肘から脇に替える。
ロッドのパッドから曲がる。 楽しい!
これが求めていたイトウのファイト!! 漸く水面に姿を現した。
やはり大きい! ここからが本番。 奴は走る。
ラインが先程より出る。
巻いては出て巻いては出ての繰り返し。
底へ向かって逃げるが、遂に疲れたようだ。
ランディングネットを構えネットイン。
イトウ 88㎝
まずまずのサイズ。
やはり、この位だと面白い。
『メーターオーバーだと、どうなんだろう』と考えてしまう。
写真を撮り、リリースの準備。
大きいと時間がかかるがじっと我慢。
エラが元気良く動きだす。
そして、体が少しずつ動く。
まだリリースしてはいけない。
『手を放してくれ』 と言ってきたら放す。
『また会おうぜ!』
本日はこれでタイムアップ。
出足は良く、明日に期待が膨らむ。
88のイトウをランディング後、ネットについて考えた。
イトウ用に現在使用しているネットの内径は48㎝で、網自体は手編みのため、ふところが有り問題はない。
しかし、今回のイトウをランディングした限り、キャパシティーはギリギリのようだ。
メーターだと厳しいかもしれない・・・。
内径も60㎝位必要と感じる。
またグリップも長い方がよい。
何故かと言うと、ランディング時、大物は寄せるのに苦労する。
当然、グリップが長ければ楽にネットイできる。
そうなると、自分で作るしかない?
長いグリップ材はなかなか売っていないが、ゆっくり探そう。
6月18日
3時起床、3時半開始。 ポイントは昨日の対岸。
しかし、昨日の様には行かない・・・。
2時間位経過した時、『コン』合わせる!
『グン』ヒット!
無事ランディング 。
イトウ 64㎝
その後、対岸に移動し早々ヒット! しかし直ぐにバレ・・・。
『バシャバシャ』 上流に目を向けるとフライフィッシャーにヒット。
昨日、88㎝を釣ったポイントである。
90くらいありそう。
そしてランディング。が、ミス・・・。
かなり焦っているように感じたので、
今回、私が持ってきたハンドメイドロングネットを取りランディングのお手伝い。
その人は岸に上げ 『フォーセップ、フォーセップ』 と探している・・・。
痺れを切らし、私が自分のプライヤーでフライを外した。
『小さいフライだな~』 3~4㎝位だろうか?
イトウのサイズは90だそうだ。
その人はリリースしようとしたので『写真は撮らないのですか』と聞くと、
『求めているサイズではないので』とのこと・・・。
メーターオーバーしか興味がないらしい・・・。
それにしてはお粗末なランディング、岸にイトウを上げる、フォーセップが直ぐ出てこない・・・。
まっいいか・・・。
その後、当たり無し。
先週、婚姻色が残る90と80の激しいボイルのあったポイントへ移動。
しかし、状況が変わっていて、水量が多い。
フライフィッシャーと話したが、朝一に婚姻色が残るイトウのボイルがあった様だ。
やはりいる。
しかし、前回と同じ時間帯で釣りをしたが、フックが海草を連れてくるばかり・・・。
ボイルも無い。 ギブアップ・・・。
いつものポイントへ移動。
ルアーフィッシャーの人がいたので話しかけてみたところ、60位を2匹釣ったようだ。
私は下流に向かった。 遠浅で水深20㎝ぐらいの所に偏光グラス越しにイトウが見える。
私に気が付いたのか、深みに行ってしまった・・・。
イトウのボイルや姿を見ると、気持ちが高揚する。
その先に倒木がある。 ゆっくり近づくとイトウがいる!
ルアーを鼻先に流すも避けて行ったが、後ろから違うイトウが来たが、見切られてしまった・・・。
倒木の下流は遠浅になっている。
イトウが確認出来ないが、一応試す。
するとイトウが現れた。
白い口が開いてガブッと、もう一度喰い直した所で合わせる!
ヒットしたが、 少しファイトしてバレ・・・。
始めてイトウのヒットシーンを見た。
捕食行動は喰った後、Uターンするわけでもなく、バクパクとするだけ。
だから根掛かりの様であったり、軽くなったりする訳だ。
ガツンと来ない理由が分かった。
早合わせは厳禁。
ロッドに乗ってからで十分間に合うため今後、心掛けたい。
いつものポイントより上流の場所で始めることにした。
初めて入るポイント。
時間だけが過ぎてゆく。
駄目かなっと思っていたとき、ヒット!
無事ランディング。
漸く釣れた。
婚姻色が残る綺麗な
イトウ 70㎝
焦ってもしょうがない。
遅い昼食をとりくつろいだあと、夕マズメを狙う。
15時30分再開。
しかし、先週とは状況が違う。
トゲウオもいるが、前回確認出来なかった小さなライズが目立つ。
ヤマメだ。
湿原の川は良く分からない・・・。
下流に何故ヤマメ? 釣りの方は全く反応なし・・・。
夕マズメの時間も無くなってきた。
先程、対岸で激しいボイルのあったポイントへ移動。
するとヒット! まだ居てくれた様だ。
ランディング出来る場所まで移動し、ランディング。
イトウ 73㎝
夕マズメだというのに、いつものような岸際のボイルがない・・・。
川中でボイルが少しある位。
先程も言ったが、先週と状況が違う。
イトウのベイトが変わりつつあるのだろうか?
それにしても、今回は蚊が非常に多い。
虫除けスプレーを何回するも、右手だけで16箇所刺された。
蚊が凄く18:45ギブアップ・・・。
次回に向けて、課題山積み・・・。
6月24日
猿払川
イトウが釣れやすい時期として、スプリングシーズンとオータムシーズンと言われている。
ベイトについて今までの釣行で分かったのは、スプリングシーズンの汽水域では、
主食はトゲウオ(降海型イトヨ)だと言うこと。
したがって、イトウのサイズはともかく、トゲウオそっくりのルアーで釣るのが手っ取り早いが・・・。
しかし、リアルミノーは作れてもアクションが問題。
観察している限りでは、スーと泳いでいる。
ミノーのように、派手なローリングやウォブリング等していない。
汽水域では圧倒的にフライが多いのが、理解出来る。
サイズは5~7㎝、飛距離の事を考えるとウエイトは7g以上必要。
良い考えがあるので、何時完成するか分からないが作ることにしよう。
さて、いつものように夕マズメから始める。
現地着18:00頃。
川に行くと前回より水量が多い。
前日、当日の雨の影響か?
ボイルも全くないが、何時も通りに始める。
全く、反応がない・・・。
魚は気まぐれで分からない・・・。
暗くなったので、タイムアップ・・・。
コンビニで食料とビールを買って、道の駅で飲んで食べて、
21:30頃お風呂に入ろうと思っていたら、22:00迄やっているはずなのに、閉まっている・・・。
今日は出発が遅れるし、釣れないし、お風呂は入れないし・・・。
6月25日
3:00起床、現地3:30着。
今日は少し上流の未開拓地を狙う。
底をとるため、ディープで狙う。
先週からヤマメの姿が見られたので、ヤマメカラーを選択。
キャスト、キャスト、キャスト・・・。
全く反応なし・・・。
追ってくるのはヤマメのみ。
ミノーを替えるも・・・。
対岸に移るが、ここも同じ・・・。
更に上流へ移動。
泥々になるだけで、全く反応なし。
帰りは笹藪、鹿の獣道を通って何とか車へ到着。
迷わなくて良かった~。
『獣道は有難い』今度は更に上流へ移動。
ここも泥々、笹藪。
全く反応なし。
もう止めた・・・。
コンビニ行って、ちょっと早いが昼食タイム。
その後、やはりいつものポイントへ。
朝一から来れば良かったと思っても、既にあとのお祭り・・・。
でも開拓しなければ意味ないし。
11:00頃、気を取り直しスタート。
いつもの場所(シャロー)でボイルする手強いイトウがいる。
そーっとしゃがみながら近づく。
距離にして5mくらい。
7㎝位のルアーをキャスト・・・。
2投目、ガバッと来たが、ルアーではなく本物のトゲウオにボイル・・・。
その後じっとしている間、目の前をトゲウオが通って行く。
諦めてポイント移動。
この辺りはだいたい定位置でボイルしている。
トゲウオを追い込める良い場所なのだろう。
アクションを変えたりしているが、殆ど相手にされない・・・。
釣れるポイントは、ボイルしていないポイントが多い 。
1時間半後、初めての場所でボイル!
5mくらい上流。
直ぐ移動し狙う。
『コン キタ!』合わせをくれる。
遂にヒット! グーンとロッドが引き込まれる。
狙って釣るのは楽しい!
ロッドの曲がり具合を撮る。
イトウのファイトシーンを何時も撮ろうと思っているが難しい・・・。
弱ってからになってしまう・・・。
ランディングネットに頭が入った瞬間、やってはいけないミス・・・。
フックがネットに絡んで、イトウが出てしまった・・・。
イトウが暴れる。
『ヤバイ』何とか入れ直した。
『フー』危ない危ない・・・。
フックを見ると案の定、伸びていた。
イトウ 67㎝
その後反応がなく、ある所まで釣り上がり、Uターン。
あるボイル地点へ来た。
相変わらずボイルしている。
先週、このポイントでイトウの姿を見る事が出来た。
サイズは70位だろうか?
今回は、アクションを変えたりしたが、やはり釣れない・・・。
何とかボイルするイトウを釣れるようになれば良いのだが・・・。
少し上流へ移動すると、水深1m位の場所に赤っぽいのが見えた。
『イトウだ!』60台だろうか?
ルアーを鼻先に流すも、全く反応しない・・・。
またキャストし目の前でじらすと、いきなりダッシュ!
白い口が開く! 『喰うか』 残念ながらフッキングはしなかったが結構楽しい。
イトウの行動が良く分かる瞬間。
サイトフィッィングは面白い!
16:00頃、先程のポイントへ戻る。
アクションを色々試し、レンジも変えたが無反応・・・。
川中から丁度ボイルしている所へ、50匹位のトゲウオがこちらへ向かって来た! ボイルするだろうか?
『ガバ!』 何匹くらい喰われたのだろう?
私も真似して、水面ギリギリにトゲウオのようにアクションさせた。
すると、いきなり後ろからイトウが口を開けて『パク! ヨシ乗った!』合わせる。
『グーン』ロッドがしなる。
ラインが出ないので、ちょっとだけドラグを緩めた。
ランディングできる場所まで移動し、無事ランディング。
漸く手強いイトウを釣ることができた。 嬉しい!
イトウ 68㎝
ポイント移動。
先週88を釣ったポイントまで来たが、残念ながら今回は反応がない・・・。
またポイント移動し、ボイルしているポイントへ。
しぶとく粘ったが、反応がない・・・。
19:00位ポイント移動。
ボイルしていないところでいきなり、ロッドが引き込まれる!合わせる。
直ぐにイトウは下流に走った!
『ジーー』 20m位で止まった。
しかし、ロッドがあまり曲がらない。
原因は、先程ドラグを緩めたせいだった・・・。
でもいいファイト! 今度は上流へ来た。
まだパワーは残っている。
写真でも判るように岸から一定の距離をあけて耐えている。
最後のファイトも終わり、ランディング!
やり取りが楽しい1匹だった。
イトウ 70㎝
前回蚊に結構やられたので、今回の為に、秀岳荘で強力虫除けを購入してきた。
他にもハッカの強力虫除けが売っていたが、目に染みそうなので今回は止め。
釣具屋で防蚊グローブを購入。
万全な対策のはずだったが、残念ながら29ヶ所もさされた。
前回より増えてるし・・・。
特に右腕が多く、19ヶ所。
腕は強力虫除けを塗っているにも拘わらず、服の上から刺してくる・・・。
その他は左腕4ヶ所、顔6ヶ所。
効果があったのは防蚊グローブで、全く刺されなかった!
さて、次回の蚊対策はどうするか?
防蚊クールジップシャツ等のウエアーもあるが、20回洗濯すると
効果が100%から80%にダウンしてしまう為、ワンシーズンのみ?
したがって、高いお金を掛けても、費用対効果の面ではどうか?
それであれば防蚊アームガードですますか?
顔には網を被るか?
耳元で『プーン』は気にしなくて釣りに集中できるが、いかんせん格好が悪い・・・。
周りに使っている人、見たことないし・・・。
それにしても蚊に刺されない人が羨ましい。
(よくアルコールを飲む人は刺されやすいと言われているが、ビールをガブガブ飲むが、全く刺されない人を知っている)
昨年までは、その辺の虫除けスプレーで十分だったのに、猿払は強烈!
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