2010.autumn

9月2日

 

天塩川F川

 

天塩川はここに来て、水位が漸く下がってきた。

水色は良いが、ノーバイト・・・。

今年は残暑が厳しく、9月になっても、各所で30度を越えている。

温暖化の影響がジワジワと現実に表れてきているのか?

 

水温がもっと上がると予想されるため、これ以上やってもしかたないと早めに判断し、F川に向かった。

まず、A川合流部からB橋を釣り上がる。

しかし、追いすら見られない。

途中、ロッドのパッドにオニヤンマ?が止まろうと頑張っていたが、

滑って止まるのに手こずっていたところを捕まえた。

人を気にしないで来るのは珍しいことだと思う。

大人になってもオニヤンマに触れると嬉しいもの。

もちろんリリース。 

橋が見えてきて最後のポイント。

ちょっと瀬になっていて、酸素量が多そう。

アップキャスト、リトリーブ、トゥイッチ ゴン『来た!嬉しい!漸くヒット!』

テールフックに掛かっているため、安心はできない。

そして、無事ランディング 『ヨシ!』 と思ったが、ミス・・・。

再度ランディング 『フー』 安堵。 

 

イトウ 75㎝

 

ランディングには自信があったが、最近ランディングミスが目立つようになってきた。

良い事では無い。

現在自信喪失状態・・・。

原因は腕のせいもあるが、現在使用しているランディングネットの開口寸法が48㎝。 

今まで、90㎝も一発でランディングができているので、

ゆっくりオフシーズンに作ろうと思っていたが、もうそろそろ材料を探さなければならない。

 

ヒットルアーは、前回テスト用にリペイントしたホワイトパールグリーンバックで釣れたので、

今回用にリペイントしたグリーンマッカレル。

これが今後のヒットルアーになってくれるだろう。 

テールフックは、追い喰いのとき掛かりが浅いため、少しでもキャッチ出来るように長くしている。

ST Minnowもそうだが、全てのオリジナルフックに採用している。

 

同じポイントで、再度チャレンジ!

3投目 『来た!』 またもテールフックに、ファイトの写真を撮ろうと準備しているとバレてしまった・・・。

サイズは70位。

 

次にC橋から釣り上がることに。

水深のあるポイントに差し掛かった。

よく見ると3匹底に張り付いている。

こちらには気付いていないようだ。

サイトフィッシング開始。

ワンキャストごとにルアーを変えるも、たまに興味を示しちょっと追ってくるだけで戻ってしまう・・・。

口元にルアーを流せればもしかするかもと思い、シンキングをキャスト!

カウントダウン、そして鼻先でトゥイッチ!

思っていた通りバイト! 『来た!』 が、バレ・・・。

釣るための技術を一つ憶えた!

 

最後にD橋から釣り上がった。

変哲もない、あるポイントでアップキャスト。

イトウがこっちへ向かってくる!

ルアーを追っている!

リトリーブスピードを緩め、トゥイッチ!

白い口を開けバイト!

しかし、硬かったのか、フックが掛からず口から離してしまった・・・。

ゆっくりターンして戻って行った。

メータークラス・・・。

距離にして2~3メートル位での出来事。

悔しい・・・。

合わせていたら 『もしかして・・・』 と考えてしまう。

 

その後、附近のポイントで55、チビ、64を釣りタイムアップ。


9月9日

 

天塩川

 

いつも 『今日こそは大物を』 と思い釣り場へ向かっている。

今年はイトウにすっかりはまり、昨年までの様にニジマスを主に狙っていない。

しかし、密かに短い時間、ニジマスを狙っている。

イトウ狙いの前日の夕マズメ。

16時位に着いて、今時期だと暗くなるのは18時くらい。

たった2時間で結果を出す。

または次に繋げるヒントを得る。

やっぱりニジマスは楽しい!

ジャンプ、直線的なラン、スプールの逆転音と、

ランディングするまで一時も油断できないヒヤヒヤさせられるパワー。

 

今日の川は残念ながら濁っている・・・。

水位があと20㎝くらい下がれば濁りも取れる。

水位が下がると予想してたが、思ったように下がらないのが現実である。

最初のポイントへ到着し、ST Minnow フクドジョウを結ぶ。

一通り流すが、反応はない・・・。

このミノーは水深30~50㎝をトレースする。 

渓流では十分だが、本流ではその時の活性に左右される。

 

次に結んだのが、今回のために市販のミノーをリペイントしたミディアムディープ フクドジョウ。

前回の釣行時に、得たヒントで用意した。

数投目 ゴン『来た!』 直ぐバレ・・・。

リペイントミノーに反応した。 『嬉しい!』

そして、次に結んだのが、こちらも今回のためにリペイントしたディープ フクドジョウ。

これも数投目 ゴン『 来た! バレるなよ!』 ジャンプはしない。

『あなたは誰』 ニジマス?サケ?

スプールの逆転音が心地良い。

しかし、直ぐ下流には柳の倒木が有るため、油断はできない。

サイドプレッシャーを掛け下流に行かないようにロッドを操作する。

潜水艦のように水面に全く姿を出さない。

それにしても良く走る。

漸く近くに来た 『ニジマスだ!』 オス。

前々回に釣った57㎝に似ている。

一発でランディング成功!

 

ニジマス 65㎝

 

50オーバーを初めて釣ってから、もう8年目。

やっとと言うか、遂にと言うか、目標としていた60オーバーをキャッチ。

長かったな~、本当に。

 

このニジマス、唇が左右共に無い。

フックを外す時の傷跡だろうか?

きっと、チビニジの時のものだろう。

最低でも2回リリースされたことになる。

唇が取れてしまっているのは残念だが、リリースされればこんなに大きくなってくれることが判断できる。

『まだまだ大きくなってね』 とリリース。

もちろん次に会うときは、70オーバーで。

 

ポイント移動。 もう時間は無い。

ST Minnow フクドジョウを結ぶ。

数投目、ピックアップのちょっと前、水深が30㎝位の所で、

ミノーのリップが石にコツコツ当たっていると思ったら 『バシャバシャバシャ』 バイトしていたようだ。

合わせが遅れ、直ぐにバレ・・・。

それなりのサイズ・・・。

 

その後、暗くなりタイムアップ。

今日は記念の一日となった。

9月10日

 

天塩川F川

 

今日はイトウ狙い。

川は昨日同様濁っているが、30㎝以上は見えている。

何とか釣りになると思い、釣り始めた。

キャスト、キャスト、キャスト ルアーを変えまた・・・。

無反応。

残念ながら、朝マズメは結果を出せなかった・・・。

 

F川へ移動。

前回バイトしたポイントへ向かった。

残念ながら、前回から今日に至るまでの雨で、川が増水しイトウは移動したようだ。

水温も下がってるし・・・。

 

次に向かったのが、未開拓エリア。

釣り上がって行く途中、あるポイントでリペイント ミディアムディープ フクドジョウをキャスト。

ゴン『 来た!』 トルクあるファイト。

水温が下がったためか、前回とはファイトが違う。  

よく見るともう一匹、ファイト中のイトウにピッタリ着いているつがいのオスのイトウが居る。

二回り位大きい! 90前後? そしてランディング。

 

イトウ 63㎝

 

『リリースするから、彼氏さんもうちょっと待っててね』

 

その後、全く反応がなく時間だけが過ぎていく。

時間がなくなってきたので、過去の実績ポイントを上流から攻める。

先ず最初のポイント。

『ん~釣れない』ちょっと上流でキャスト!

着水と同時に 『ガバッ』 自分? と考えながらも合わせる。

水面を意識しているのは間違いない。

乗った! 先程も言ったが、ファイトが違う 『楽しい』

無事ランディング。

 

イトウ 83㎝

 

次のポイントへ移動。

目的のポイントへ行く途中の瀬でヒット!

凄いパワー! 今日一番のファイター。

なかなか寄らない! 大きいのか?

下流へ一緒に下ったが、全然寄せられない。

漸く姿が見えたが、思ったより小さい・・・。

なんと、頭が反対側・・・。

そう スレ・・・。

無事ランディング。

随分と期待させてくれた・・・。

 

イトウ 73㎝

 

ターン喰いして、喰うことが出来ず尾に掛かったのだろう。

 

目的のポイントへ来た。

しかし、増水後のせいか反応は無い。

『やはり移動したのか?』

その上流で、ゴン『 来た!』 やはりファイトが違う。

無事ランディング。

 

イトウ 75㎝

 

水温が下がった関係か、増水した関係か、移動することが分かり良い勉強になった。

次回も新しいエリアの開拓を行う。

 

今回のヒットルアーは、ST Minnow、リペイントミディアムディープ、リペイントディープ 。 


9月16日

 

天塩川

 

天塩川も漸く濁りが取れる水位まで下がってきた。

今日の夕マズメは昨年行った本流ポイントを各所回る。

 

最初のポイントは、60オーバーの厳ついオスの死骸を確認したポイント。

水深・巾・長さ共に、スケールの大きいプールで短時間に全てを探ることは不可能。

1回だけ来たことがあるが、その時はノーバイト・・・。

しかし、必ず大物が着いていそうな雰囲気が漂う。

ミディアムディープ リペイント フクドジョウを結ぶ。

定点からアップキャスト、アップクロス、サイド、ダウンクロスとキャスティング。

すると、ゴン 『来た!』 なかなかのサイズ。

『いい引きだ!』 と喜んでいるのも束の間、テンションが無くなった。

バレ?  ラインを巻き取る。

再度テンションが掛かる。 『バレてない!』 

『小さいのかな? 最初の引きは何だったんだ? まさかウじゃないだろうな・・・』

ウも最初の引きは凄い。 

軽く寄せられる。

約3mのところで魚が見えた。

『ニジマス 50UP!』 ヒット直後のカンは合っていた。

と思っていた瞬間、川底から上昇してジャンプ!

それも豪快に1mくらい。

『アッ・・・』 バレ・・・。

ミノーがこちらへブッ飛んできた。

ミノーを確認すると、なんと、自分で巻いたフックが無い・・・ 。

どうも瞬間接着剤がキチンと浸透していなかったらしい・・・。

ガッカリ・・・。

その後、反応も無く次のポイントへ移動。

 

ここは昨年、短時間でニジマスの50前後を4匹掛けたところ。

昨年と違うのが、対岸だということ。

やはりこちらからは足場が悪すぎて、キャストできるところが限られている。

一応、できるところでキャストしてみると、チビニジが1匹。

やはり、ここは右岸からが良い。

ポイント移動。

 

時間的に最後のポイント。

昨年40UPを2匹釣っている。

ここも必ず大物が着いていそうな雰囲気。

時間がもうないので、そそくさ釣り下がる。

しかし、反応がない・・・。

足元には、結構ウチダザリガニが居る。

足でちょっかいを掛けると、鋏を上げ『怒ってる怒ってる』大人げない自分・・・。

もう下れないところまで来たので、釣り上がった。

途中、30前半の体高のあるシルバーメタリックなニジマス1匹を釣り、タイムアップ。

9月17日

 

天塩川F川

 

先週と同じポイントへ到着が、『車が2台もあるじゃないですか・・・』

一応行ってみると、餌釣り師が3人とカメラマンが1人。

大きなカメラで撮影しているみたい。

釣れそうもない脇で始めたが、やはり反応がない。

そのうち先行者が帰ったので、ポイント移動。

キャスト、ゴン 『来た!』 いきなり走る走る。

バレ・・・『ん~ イトウじゃないぞ・・・多分』

そして、またヒット!

これも走る。

引きが強烈で全然寄せられない・・・。

ランディングまで15分も掛かった。

魚の正体はやはりサケ・・・。

それもスレ 『通りで』 腕がクタクタ~。

そして、またヒット!

これも強烈な引き。

どんどん下っていく。

『バレてくれ~』と思っていたらバレた。

なかなかいいヤツだ。

残念ながら、ここはサケに占領されているようだ。

 

F川へ移動。

未開拓エリアの開拓から始める。

『ん~ 浅い』変化もあまり無いし・・・。

『駄目だな~こりゃ』 足早に釣り上がる。

そのうち、開拓エリアまで来た。

ここのポイントは大きなプール。

ウェーディング出来ないので、高巻きする。

上から魚を確認すると、居る居るサケが・・・。

それも100匹位ひしめきあっている。

『いや~このプールに、こんなに一杯!』迫力に圧倒。

イトウの姿は確認できず、その場を後にした。

 

ある瀬についた。

ここは先日75をランディングしたポイント。

2投目、ゴン 『来た! 遂に釣れたよ~』 と思ったらバレ・・・。

その後、反応がなく車へ戻る。

 

今日も暑い。

車に戻りエアコンで急冷。

昼飯を食い、地図を見ながら、『次はどこを狙おっかな~』 と考える。

 

目的の橋に到着。

最初のポイントにさしかかる。

アップクロスへキャスト!

『追いが無いな~』 ピックアップ寸前、横からいきなり来た!

 

イトウ 43㎝

 

今日の初イトウ。

小さいが・・・。

ミノーはミディアムディープをリペイントした、グリーンマッカレル。

 

その後、釣り上がる。

『なんか足跡があるぞ~』

先週は無かったのに。

何故かカラフトマスのときはなく、サケのときはあるのだろう?

サケの方が美味しいのだろうか?

『どうしようかな~? 車へ戻る? それとも、このまま続ける?』

『もちろん続けます!』 過去2回、熊に遭遇している私。

『出会ったら出会ったらで、その時考えよう! 釣り優先!』 でも今日は鈴を持っていないし・・・。

その後、釣り上がる。

足跡と共に・・・。

しかし、反応はなくタイムアップ。

 

最後に。 『カラフトマスやサケの産卵床があちこち有るので、踏まないように避けて通って下さいね!』


9月29日

 

天塩川

 

今年は残暑が厳しく、秋待ち状態。

と考えていると、唐突にやって来た。

急激に気温(水温)が下がったので、人も魚も戸惑っていると思われる。

今日は雨と台風並みの強風。

水位も徐々に上がってきている。

チャンスとなるか? それとも逆か?

 

現地へ夕マズメ到着。

準備をしていると、あることに気付いた。 

『ギャーーー! ニジマス用のミノーを忘れた・・・』とてもじゃないけど笑えない大失態。

しかたないので、イトウ用のミノーから使えそうなディープミノーを結ぶ。

今日はいつもと違うところに駐車したので、ポイントまでちょっと離れている。

ポイントまで、叩きながら行くことにした。

1投目、強風でラインが流される。

リトリーブするといきなり根掛かり・・・。

何とか取ろうと努力したが、ビクともしない。

石の間に刺さったか流木か? 最悪・・・。

残り1個。

もちろん釣り上がるのを止め、ポイントへ直行。

ポイントに到着すると、水位が今までの中で一番低い。

最後のディープミノーをリトリーブする。

水位が低いため、コツコツと石に当たる。

根掛かりしないように、ロッドを立てスローリトリーブ。

ST Minnow を持ってきていればと悔やむ。 今更だが・・・。

反応はない。

少しずつ釣り下がり、いつものヒットゾーンに差し掛かった。

相変わらず底に当たる。

そこへ魚がディープミノーに喰いついた。

水面が炸裂!レッドバンドか?婚姻色か?

ファイトするも以外とあっさり寄ってくる。

目視出来る距離に入ってきて、ニジマスと判る。

ここから底力を出してくれた。

ジャンプこそしないが、ニジマスらしいファイトで楽しませてくれる。

無事ランディング。

頬がとても赤く、少しサビが出ている。

腕の疲労感が気持ちよい。

 

ニジマス 56㎝

 

その後釣り下がり、またもや根掛かり・・・。 早々と2個ロスト。

ウェーディング出来る深さであれば取りに行くのだが、行けるような深さではない。

根掛かり回収機でも買おうか? 効果はどうなんだろう? 石に挟まったミノーは回収出来るのか?

 

次のポイントへ移動した。

ニジマスに実績の無いミノーばかりだが、何とか使えそうなミノーを結ぶ。

やはり、反応はない。

時間的に次のポイントが最後になる。

ここも同様。

しかたないね、忘れたのだから・・・。

次回は忘れないように。

でも、こんな状況でニジマスと出会えたのだから、ヨシとしよう。

 

車中泊するため、道の駅へ向かった。

ある所で検問か? いや警備員。

話を聞くと、なんと建設車輌が覆道の柱に当たり屋根?が下がり、

40号線が通行止めになっているとのこと。

迂回するのに、随分遠回りしなければいけない。

しかたない・・・。

途中、コンビニでビールと食糧を買い込んで、漸く道の駅に到着。

すると、ウェーダーを履いている人が居る。

話しかけてみると、京都から来ていて10/10まで滞在するとのこと。

寒いので、車の中でお話しすることに。

毎年、来ているそうで河川・ポイントに詳しく驚かされた。

話が弾み、気付くと結構時間が経っていて、お互い驚き、解散。

9月30日

 

天塩川

 

橋の上から川を見ると、濁っている。

前日の雨の影響。

最下流部から、濁っていない支流を探し合流部を狙う。

何ヶ所も試したが、反応はない。

 

ある所で、驚くほどのサケが居る。

しばらく観察することにした。

産卵遡上できるサケは5%程度。

子孫を残そうと頑張っている姿は感動させられる。

イクラを狙うイトウが居てもおかしくはないのでは? と狙うも反応がない。

何処を試してもサケばかり。

サケとイトウの優劣はあるのか?

 

ある合流部から濁りが薄れた。

時間的に最終ポイント。

すると、昨日出会った釣り人がやって来た。

残念ながら、イトウは釣れていないとの事。

10/10まで、頑張って下さいと告げ、帰路へ。

丁度、通行止めは解除されていた。


10月8日

 

天塩川

 

今日は昨年、9月21日に天塩川で知り合った、仮面さんとの釣行。

出会った後、メールでのやりとりが続き、漸くお互い都合が合い、今回の釣行となった。

私にとって、仮面さんは釣りの大先輩であり、この日を楽しみにしていた。

 

AM5:00に道の駅で待ち合わせし、午前中は下流のイトウ、午後は中流のニジマスを狙うことに。

川は先日の雨の影響で濁っている。

朝一のポイントで粘るも、反応はない。

次のポイントも同様。

2人の頭の中で3文字が過ぎる。

 

ニジマスのポイントへ移動。

開始早々、仮面さんにニジマスの追いがあったが、バイトには至らなかった。

時間が経ち、漸く私のミノーにバイト。

魚は何か分からないが、分かっているのは大物だということ。

ジャンプもせず、ロッドは弧を描き続けている。

濁りもあって、なかなか確認できない。

漸く近くに寄せることができ、魚が確認出来た。

答えはサケ。

仮面さんお騒がせしました。

口にしっかりベリーフックが掛かっている。

フックを外しリリース。

その後、粘ったが本命は釣れていない。

また2人に、3文字が過ぎる。 戦意消失か?

このポイントで残念な光景を見た。

対岸に1台の車が走っている。

堤体ではなく、酪農家の牧草地。

雑草ではありません。

ジャガイモ畑だと思ったら、あなたは走りますか?

堤体に止めて歩いても2分程度の距離ですよ。

あなたにとってマナーとは。

 

次のポイントは私の知らないエリア。

期待が高まる。

遂に、均衡が崩れる。

仮面さんにアメマスがヒット!そしてランディング。

水位が下がり、笹濁りになって、魚の活性が上がってきたと思われる。

ヒットルアーはST Minnow フクドジョウカラー。

きっと、仮面さんは今回の釣行で、私に釣らせたいと考えているに違いない。

頑張らねば。

そして、遂に念願のアタリ!

頭の中で3文字が消えた瞬間である。

『ジーー』スプールの逆転音が心地良い。

水中を縦横無尽に走る。

そして水面が炸裂し、レッドバンドが輝いた。

あとはバレないことを祈る。

水面に顔を出させ、ネットに吸い込まれるようにランディング。

ホッとした。

 

ニジマス 57㎝

 

仮面さんも駆けつけ、50UPの綺麗な雌のニジマスを見ながら、お互い喜びを分かち合った。

その後、少しづつ釣り下がり、先程のランディングから45分経過した頃、

水中のミノーを狙って背後から迫り、獲物を捕らえようと横に周りバイト。←あくまでも想像。

ロッドは弧を描き、ラインを引き出す。

ロッドを倒しサイドプレッシャーを掛けジャンプを避ける。

パワフルなニジマスらしいファイトで楽しませてくれる。

無事ランディング。

 

ニジマス 58㎝

 

背中が盛り上がった雌のニジマス。

同じポイントで50UPを2匹、天塩川のポテンシャルは計り知れない。

下流に見える瀬迄、叩きながら釣り下がる。

ポイントに差し掛かる直前、ロッドが絞り込まれた。

ラインが勢い良く出る。

サイドプレッシャーを掛けるも、瀬をどんどん上流へ駆け上がっていく。

サケのスレと思われる。

20m位上流で、下流に下り始めた。

そして、ニジマスを狙おうと思っている瀬まで下られ、持久戦となった。

ポイントを荒らさないでくれよと願っても、聞いてくれるはずもない。

漸くランディング。

掛かってから10分以上ゆうに経過していると思う。

フックは尾の付け根に掛かっていた。

リリース後、目的の瀬でニジマスを狙う。

リトリーブ中、コツコツと反応があり、直ぐにゴンとバイト。

随分とパワーがあり、60UPだろうか。

確認できる近さまで寄せると、60UPどころか50クラス・・・。

仮面さんゴメンナサイ、お騒がせしました。

 

ニジマス 51㎝

 

元気な雄。

この瀬のニジマスの付き場が良く分かった。

少し下流で付き場と思われるポイントへキャスト。

リトリーブすると、ミノーが標的にされた。

バイト! たやすく寄せられる。

互いに見える距離に差し掛かった。

ニジマス50UP。

その瞬間、奴は今までの静けさを覆す様なパワーで下流へ走った。

ラインが勢いよく出る。

このケースは非常に危険、バレる事が多い。

と思ったらバレ。

このパターンは追い喰いで、浅くテールフックに掛かっている。

このポイントを終わらせ、仮面さんは此処でお別れ。

魅力的なポイントを紹介して頂き有難う御座いました。

見送った後、暗くなるまで2つのポイントを回ったが、反応はなかった。

 

今日の疲れを取るために温泉へ。

その後、ビールと食料を買い道の駅に到着。

サッカーを見ながら、くつろぐはずだったが、熱戦で応援に力が入る。

1-0で勝利。

おめでとう日本代表。

 

10月9日

 

天塩川

 

今日はいつもより、下流で新規ポイント開拓。

天塩川は、イトウの釣れる下流まで変化に富んだ素晴らしい河川。

私の知らないポイントは未知数。

 

朝マズメ、ポイントに入る。

対岸の下流には、釣り人が1人既に入っていた。

上流から釣り下がる。

しかし、反応はない。

1時間以上経過し、最後のエリアである落ち込みに立った。

このような落ち込みは、大場所なので釣り人が入れ替わり立ち替わり入っている。

1匹釣れるかボーズ。

昨日も釣り人が入っているのを確認している。

数投目、アタリと共にラインが出る。

嬉しい瞬間であり、楽しいゲームが始まる。

ロッドを倒し、サイドプレッシャーを掛ける。

奴はプレッシャーから解かれようとパワーを出し続ける。

漸くランディング。

 

雌のニジマス 58㎝

次のポイントへ移動。

良さそうなポイントではあるが、反応はない。

一通り釣り下がったが、対岸からのアプローチが適していることが分かった。

今度、来たときは対岸からにしよう。

 

次のポイントへ移動。

釣り始めたが、なかなか反応はない。

最後であろうところまで釣り下がった。

ST Minnow フクドジョウカラーに反応した。

しかし、バレてしまった。

これも50UP。

 

次のポイントは、昨日牧草地に車が走っていたところ。

やはりタイヤ跡がある。

誰かが走るとタイヤ跡が残り、違う人が入っても良いと勘違いしてしまう。

とても 残念である。

 

ポイントへ到着し、上流から釣り下がったが反応はない。

足元にはウチダザリガニが居る。

ちょっと気分転換に、ST Minnowでザリガニ釣りを始めた。

初めてやったが、餌と思わせないと逃げてしまう。

なかなか楽しい。

次のポイントへ移動。

上流から釣り下がる。

昨年とは流れが変わっていた。

ちょっと残念であるが、一通り狙ってみる。

此処は長い瀬で、水位が下がっているときは対岸まで渡れる場所があるくらい、全体的に浅い。

あまり魅力的ではないが、昨年は50クラスを1日に4匹掛けている。

居るところには居るのである。

流れが変わった影響か、反応はない。

諦めず狙い続けると、バイト。

流れも相俟って、力強いファイト。

無事ランディング。

 

雄のニジマス 47㎝

 

次のポイントは、本日最後のポイントになる。

しかし、反応はない。

またウチダザリガニ釣りを始め、楽しませてくれた。

 

今回は50UPを4匹、40UPを1匹と素晴らしい釣行となった。


10月17日

 

DBダムDCダム

 

今日は虎キチ釣師さんを、無理やり誘っての釣行。

無理言ってゴメンナサイ・・・。

久しぶりの近郊。

以前、北の釣り師さんから情報を頂いたエリアを確認するのが目的。

 

道路際の林道入口に車を止め、徒歩で目的地まで向かう。

前日、ネットの地図を睨めっこし予定を立てた。

DBダムに向かって歩くと、途中、自然は私たちに困難を与える。

やっとの思いで現地へ到着した。

足は、悲鳴を上げている。

しかし、まだ序章にすぎなかった。

 

到着した場所の目の前にパスしそうな、浅いプールがあった。

とりあえずキャストすると、リトリーブ開始直後にバイト。

不意をつかれた。

釣れちゃったと言うのが正しいかな?

ブラウン40UP。 予想外な結果。

その後、川を釣り下がろうと思っていたが、まるで湿原。

釣りどころではない。

足が取られたり、迂回したりと、少し下るのも時間がかかる。

足に堪える。

虎キチ釣師さんは途中、足が埋まり抜けなくなり、かなり危険なことになっていた。

ある意味、釣りは危険と隣り合わせ。

熊もそうだが。

自然が相手だからしかたない。

 

DCダムのインレット手前、迂回中に水溜まりのような場所で、チビブラウンが泳いでいる。

ST Minnow PBOB を、キャストすると追ってくる。

あるところにキャストすると、バイト。

チビじゃなさそうだ。

そしてランディング。

 

ブラウン 41㎝

 

こんなところに居たのかと言うのが、正直なところ。

ブラウンって不思議な魚だと、今回初めて感じる。

インレットへ向かっている時、笹藪を歩いていると、鹿の角を見つける。

何かに使えるかもと思い、持ち帰ることに。

インレットに入り、虎キチ釣師さんから声が掛かった。

どうやら、50クラスが定位しているようだ。

少しずつであるが、移動していている。

私が魚の移動先を虎キチ釣師さんに指示し、先回りさせて狙う作戦を取る。

近くに魚が差し掛かったが、気づかれ沖に移動した。

その時、虎キチ釣師さんは行く先を狙いキャスト。

着水音に、魚が気が付いて迫ってくる。

ルアーに息を吹き掛ける。

するとバイト。

水面が炸裂し、抵抗するもネットに収まった。

 

ブラウン 54㎝

 

おめでとう虎キチ釣師さん。

サイトフィッシングは何時も興奮する。

お昼になり、昼食タイム。

空から雨がポツポツと降ってくる。

お互い天気予報を見ていなかったが、レインジャケットは持ってきている。

ゴアテックスのレインジャケットは本来雨具だが、

私はウィンドブレーカーとして季節を問わず使用している万能なウェアー。

とても重宝している。

その後、雨脚が強くなり、ついには大雨となった。

丁度そのとき、私のロッドに反応が。

久しぶりのバイト。

無事ランディング。

 

ブラウン 47㎝

時間を考慮すると折り返し地点。

来た道を帰るのかと考えると、溜め息が出る。

途中、虎キチ釣師さんにバイト。

が、倒木に巻かれラインブレイク。

ポイントは例の水溜まりポイント。

やっぱりブラウンは不思議だ。

多分、50~60UPだろう。

 

最終ポイントに差し掛かった。

このポイントは川巾が無く、流れが速い。

ミノーをストップ、送り出す を繰り返す。

ある所でバイト。

流れが速いので、ランディングまで時間が掛かるだろうと考えていたが、

あっという間にキャッチ。

 

ブラウン 45㎝

 

ブラウンは不思議な魚だ。

 

釣り終え、車に向かう。

ここからは登山。

途中何回息を整えるのに休憩したか。

やっとの思いで車に到着。

明日は筋肉痛であろう。


11月20日

 

Dダム

 

虎キチ釣師さんと恒例である春・秋フローターでのDダム釣行。

狙いはモンスターブラウンだが、結果が出ない。

毎回、あの手この手と攻めているが、50UPすら釣ったことがない。

昔の噂では聞くが、モンスターブラウンは昔話なのか?

その頃の話では、冬期間や夜間の釣果。現在は?

先日DCダムで、虎キチ釣師さんが50UPを釣った。

私達が言っているモンスターブラウンは70UP。

今回の目的は、モンスターブラウンを釣ることと、今年朱鞠内湖のイトウ狙いで、

「こんなワカサギミノーを作りたい」と考え、5回の試作品を作り、

ようやく思ったような泳ぎになったミノーの実釣テスト。

 

6時現地着。 夜明けも遅くなったな~と随分感じる。

フローターを準備し、エントリー場所まで担いで歩く。

ラインの先には、もちろんワカサギミノー。

紅葉は既に終わっていて、淋しい風景?

 

エントリー後、少し経ってヒット。

喜びが込み上げてくる。

ワカサギミノーでの初ヒット! チビブラウンだったが・・・。

途中、ビール(発泡酒)を飲みながら、のんびりプカプカ釣りをする。

フローターならではの楽しみ! 私だけ?

ある時、グン! バイト。

また喜びが込み上げて来た。嬉しい!

 

ブラウン 39㎝

 

先程のブラウンは偶然のヒットではないことが、実証された瞬間である。

その後、追いは有るものの、ヒットには至らない。

釣れたのは朝マズメのみだった。

 

虎キチ釣師さんは4バイト1ランディング。

そのランディングされたブラウンはワカサギミノーでの釣果。

嬉しさ更に倍増!

このミノーに期待!